当時のステータス
年齢 32歳
学歴:上智大学外国語学部ドイツ語学科卒
:Sales State University Accounting Certificate program 修学中(入社時までには修了予定)
職歴 現SMBC日興証券における営業職としての経歴4年半
日本エイムでの経営企画部と工場勤務 半年
日商簿記2級
USCPAニューハンプシャー州受験資格に対応する会計単位及びビジネス単位(翌年2014年春には完了見込み)
F-1ビザ(ただしアメリカ人と婚姻しており将来的に安定したビザ保有状況になるであろうことは通知済み)
英語力 TOEIC835点 及びアメリカ現地に2年超の滞在 現地大学にて就学中
持っていなかったがあれば有利になったであろうもの
グリーンカード(ただし取得見込みあり)
若さ(もっともアメリカでは面接で年齢を聞くのは違法ですのでそれについては見た目がすべてになりますが)
能力や資格に並んでビザステータスについて興味がある方もいらっしゃるでしょう。すこし就業にあたってビザについても書いておきましょう。
僕が受けたボスキャリに行った2013年当時は会計事務所側がビザステータスをそれほど気にしている様子はありませんでした。もちろんすでに就労可能なビザを候補者がもっているならそれに越したことはないとは思いますが、BIG4などの大企業はどちらにしても多くの外国人をアメリカで雇用しており、彼らに対してH1Bビザ発給を補助することは毎年の恒例行事であるように思われます。完全に抽選で合否がきまるビザなので何人申請すれば例年の確率から何人はH-1Bが獲得できるといったことも理解の上で採用もしているのでしょうから、そこまで踏まえた上で候補者のビザの有無はそれほど気にしていないような気がします。
中堅事務所はそれぞれの事情があるかと思いますが、今私が所属している事務所に関して言えばビザの有無はそれほど気にしていません。理由は上記で書いたBIG4と同じ理由ですし、仮にビザが獲得できずとも日本人であれば日本に新設した事務所へ所属して遠隔で働いてもらうこともできるからです。これはトーマツや新日本など日本の事務所とも提携しているBIG4にも同じことが言えます。アメリカで働けなくても少なくとも日本の大手会計事務所で就職が可能、というわけですね。もしそうであれば仮にアメリカで就労ができないとしても日本で大手会計事務所勤務が叶うわけですので「それはそれで悪くないな」と思われる方もいらっしゃるのではないでしょうか。
婚姻状況から僕は当時グリーンカードが1年以内くらいには取得できる可能性が濃厚であり、それは武器として話には出しましたが、実際のグリーカード取得は内定が出てからかなり先でした。僕は結構珍しいケースかと思いますが、OPTを取得しているわけでもなく(というか当時OPTを知らなかった、本気で内定をもらいにいくならある意味危険)、内定してもすぐ働けず、就労開始前にグリーンカード取得前に発行される期限付き労働許可証を取得するか、H-1Bのビザ抽選に当選するしかありません。
僕の場合は2014年の9月からの入所予定でしたが、その前にデロイトが提供してくれた2014年春のH-1B抽選で当選し、ビザ問題も解消、その後はグリーンカードも取得し、H-1Bは破棄することとなりました。その後H-1Bが取れずに泣く泣くアメリカから去っていく同僚達を見ていてなんと申し訳ない、、とも思いました。
さて、長らくお読みいただきどうもありがとうございました。もちろんそのあとも僕の就職後の話は続きますし、USCPAにも受かっていません、(USCPAとの戦いはこちらで紹介)。しかしこのテーマとして今回は渡米とアメリカでの就職を書いてみましたのでこのトピックスはここでいったんおしまい、これからもアメリカ就職に役に立ちそうな情報をアップしていきますのでよろしくお願いします!
コメント