渡米のきっかけとアメリカ就業ー経歴編 1 最初の就業にして泥沼

ブログ主の経歴

まず、経歴について!

さて、アメリカで就職、と一言で言っても考える要素が多すぎてなかなか何から始めていいか難しいですよね。そういった事柄は個別のテーマとしておいおい記事にしていこうと思いますので、まず僕自身が歩んできた流れを詳しくお伝えしていければと思います。それを追っていくだけでも参考になることがあるかもしれませんよ!

渡米のきっかけが訪れる前の話

ブログ主は東京の私立大学の外国語学部、ドイツ語学科を卒業しました。頭の良さはというといわゆる「努力はまあできるが、てんで要領が悪い」タイプで居酒屋でバイトをしていましたが数々の凡ミスにより誰よりもよく怒られているポンコツ、1年留学(イギリス半年、ドイツ半年)させてもらってドイツ語学科を卒業したけどドイツは大学卒業時にはほとんど忘れてしまいほぼ喋れず、英語も受験とイギリス現地で勉強したにも関わらず当時TOEIC600点前半がやっとという生来のポテンシャルの低さは客観的にみればわかりそうなものでしたが、この事実と低CPUぶりに大学卒業当時はほとんど気づいておらず「俺はこれから一気に出世のスターダムを駆け上がってやるぜ!」と息巻いているバカ者でした。

やる気とラッキーだけはありまして、なんとか就職氷河期からは脱した2000年代半ば、ほとんどやる気だけで3大証券の一角、日興コーディアル証券(現SMBC日興証券)に入ることができました。

この会社では入社した大半が個人、中小企業オーナーをターゲットとした地方を含むリテール営業に回されます。私は英語を使う業務をするような頭脳要員として入ったわけではありません。

地頭の良さを評価されたその中でも数少ないコーポレート組が本社の各部署に配属されていく中、ブログ主はやはりごたぶんに漏れず地方を含むリテール営業組となりました。配属支店は東京足立区の北千住です。

自分が人気者でコミュニケーション能力が高いと勘違いしていたブログ主はそこで強烈な鉄槌をかまされることになります。実際に営業に出ますが、セールスは箸にも棒にも引っかからないわけです。仲間内でもてはやされていただけの、外に出たら何もできない凡人だとちょっと理解した瞬間でした。

半年も経つと段々同期でも差がついてきます。営業は数字ですべて明確にランクが付けられてしまうので非常に残酷です。同期のみんながそれなりの売上を達成するなかでブログ主の1年目の成績は下から2割から1割のあたりをフラフラ、正直当時の証券会社は(少なくとも日興証券は)成果を出せないやつは容赦なく叩かれてパワハラをくらって退職する羽目になる労働環境でした(今は改善しているのでしょうか?)。

成績の下から半分なんて容赦なくパワハラされるような土壌の会社でしたが、私はたまたま一年目の上司が温厚な方だったので、初年度はそういったことはなかったんですけど、2年目に支店へ赴任してきた課長はちょっと”ヤバイ”人でした。その方は忘れもしないS藤課長、S課長としましょう。

S課長は僕の一年目の成績を念頭に接し方を考えたのだと思いますが、それはもう、朝会では怒られる、業務中立ち上がれば呼ばれて怒られる、 業務中座れば呼ばれて怒られる、お客に電話すれば 呼ばれて怒られる、一日の成果がなければ怒られる、という、「根本から鍛え直す」ということを念頭においた、パワハラ型新人教育でした。

とにかく朝から晩までずーっと怒られます。

今思うともう面白いのですが、休憩室に1時間くらい特に意味もなく立たせっぱなしだったり、四季報(上場企業の情報が記載されば分厚い本)投げつけられたり、「おまえは半人前以下なんだからパソコンの画面も半分くらいしか必要ねーだろ」と言われてパソコンの画面を半分隠されたりと、「一体それはどのような効果があるのですか?」と言わんばかりのカワイガリでした。

とにかく2年目の一年は死ぬほど怒られました、ストレスも相当なもので、毎日ぐったり。よくあの時ハゲなかったなあ、と今でも思います。これをアメリカで今自分のチームメイトにやったら間違いなく自分がすぐクビになること請け合いですが、今考えると「S課長なりに愛があったんだな」と思えるから不思議ですね、もう経験したいとは思わないですが。

しかしこの経験のおかげで自信過剰だった自分の立ち位置と他人に対する目線の合わせ方はようやく学ぶことができたのかな、と思います。

ちなみにこの当時S課長が「夢を叶える象って本が面白かったぞ、よんでみろ」とのたまわったので、読んで(読まされて)見たのを良く覚えています。最初は書店で立ち読みして全部読んだんですが、すごくおもしろかったので結局買いました。

いまでもたまに読みますが、このS課長のおかげなのか、いい本に出合うことができました。今ここでブログを書いているのもこの本が僕の人生にもたらしてくれた影響が大きいと思うんです。

→ 次回、「2.きっかけ」に続く!

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