2008年 USCPAの存在を知る
初めてUSCPAというものを知り、その有用性を知ったのは2008年あたりでした。その時僕は東京の北千住で証券営業の3年目に差し掛かっていましたが営業ではなく事務系の職種で自分の専門性がほしい、というそんな動機があり科目合格しながら進めていける税理士資格と悩んだものの、将来はアメリカで働くかもしれないという予感もあってUSCPAを目指そうと考えました。専門性は自分のキャリアを考える上でとても大事だと考えていて、その職場が嫌だと考えた時に転職の自由をもたらすものは間違いなく専門性です。もちろん証券営業だったので専門性はそれなりにあったかもしれませんが、他の職種も知らずずっと営業をし続けるのもどうなのかな、と思っていました。そんなわけでその時はAbitasとProactiveが専門学校としては有名だったのでまず2校の無料体験に行ってみようよ思いました。
USCPAのスクール選び
独学で合格をめざす、というのはすぐに無理筋そうだというのはわかりましたので学校探しからのスタートです。その時はAbitasとProactiveが専門学校としては有名だったので2校の無料体験に行ってみて研究することにしました。プロアクティブは講師が数名、少数精鋭で教えているようなイメージでした。テキストは各科目一冊づつ、当時は貸し出しの授業ビデオと教室での授業で教えていました。佐々木先生の授業はインパクトがありユニークで面白いなあ、と思っていました。
対するAbitasはUSCPAについての無料講習会では多数の質問対応をしてくれるヘルパーがおり、生徒の支援体制の厚さを感じました。独自の教材が充実しており(一科目につきテキストと問題集で2冊以上プラス各参考書があった気がします)、合格までは長い道のりなのかなあ、と感じる一方、しっかりと着実にやれば合格には十分たどりつくようなプログラムだと思えるような入学説明会でした。
他にもスクールの選択肢はあったかと思うんですが、頑張っていろいろ探すことはせず、とりあえずこの二校から決めようと思っていました。おそらくこの当時考えていたことは「合格できるかどうかは要は個人の努力の問題であり、何も始めずにあれこれアプローチを考えるのは時間の無駄」といった感じだった気がします。まあ、今思うと間違ってはいないんですが、初めからの終わりまでの流れや努力に必要な期間などもよく検討の上、十分に他の選択肢も含めて考慮してもいいんじゃないか、と思いますが僕自身はとにかくめんどくさがりでした。
結局のところ、コンパクトな教材と授業料の安さ、そして佐々木先生の面白さ(?)に魅かれProactiveを選びました。ただ今思うのであれば基礎をしっかりと学びながら進めるのであれば値段は高くともおそらくAbitasのほうが近道であったのではないかと思います。それはその後の評判やプログラムをよくよく吟味してからの判断なので選択をしたのその当時にはたどりつかなかった結論だったとは思います。
さて、入学してすぐから早速生徒用のビデオ講義を見ながら(その時はまだVHSのビデオテープの貸し出しをしていました、時代ですねえ)REGやFAR科目の基礎を勉強していました。興味深く一つ一つ講義ビデオ止めたりつけたり、演習問題を繰り返したり、一巡してもう一度おなじ講義を見たりと、おもに土日を中心に学習を進めていきました。自分のやっていた証券営業には何の関係もない英語の会計や税法の勉強です。
その時から生徒用のビデオ講義を見ながらREGやFAR科目の基礎を勉強していました。それと同時に英語の必要性も痛感、まずTOEICで必要最低限の点数は取ろうと思いこちらに注力していきます。大学卒業まででTOEICは600点程度でした。USCPA取得にあたっては最低でも700点代は必要、800点くらいでOKだと認識していたのでこれではダメだと思いまずTOEIC対策に乗り出します。もっとも読解のセクションで8割くらい取れていることが理想であり、リスニングセクションの得点はUSCPA受験には全く無関係と言えますが、将来的にはアメリカで働くことも考えていたのでTOIEC全体で800点以上は取ろう決意します。
コメント
初めてご連絡させて頂きます。能勢 紗登と申します。以前からLuckyさんのブログを拝見させていただいておりました。
今回、いくつかご質問があってご連絡させて頂きました。
就活前に日本の予備校を使用して州を問わずCPAを取っておいた方がアメリカ就職には有利なのかを、お聞きしたいです。
私は現在テキサスの大学に正規留学している2回生です。専攻は会計学を専攻しています。四年制大学卒業後はアメリカでファーストキャリアを築くという目標があります。しかしながら、現状アメリカ就職はしっかりと計画を立てなければ難しく、またCPAの取得は費用と時間を有するものだと理解しております。私は特にテキサスでこのまま住み続けたいとも思っておらず、テキサスで受験要件を満たして、最終的に四大卒業後に受験するのを待つより、就活前に日本の予備校を使用してほかの州のCPAを取っておいた方がアメリカ就職には有利なのかを、お聞きしたいです。
また、アメリカ国内のBIG4で就職したいと考えている場合、ボスキャリで日本のオフィスではなくアメリカ国内オフィスでの職を得ることは可能なのでしょうか?Luckyさんのボスキャリについての記事を拝見させていただきました。私はボスキャリについて以前から調べてはいるものの、お恥ずかしながら詳しい内情までは知識がありません。ボスキャリについて、ご教授いただけることがありましたら、どんな情報でも構わないので教えていただけると幸いです。
お忙しい中、大変ご恐縮ですがお返事いただけると幸いです。
能勢さん、こんにちは。
僕のブログを見ていただきどうもありがとうございます。ご連絡の件ですがわかる範囲でお答えしますね。
CPAを取っておいた方がアメリカ就職にあたり有利かどうか、ですがそれは取っておくに越したことはないという回答になります。ただハードルは高く時間的な制限がかかるので、CPAにチャレンジすることで何ができなくなるかも考慮したほうがいいと思いますし、その状況次第では一番良い選択になるかどうかはその人次第となります。
CPAをとるということは会計に関連した就職先を探しているという考えかとは思いますが、どういう形で(企業の経理か、会計事務所か、そのた会計系コンサルか、日系チームか、ローカルチームかなど)就職を考えているかでアドバイスも変わるかと思います。もちろん能勢さんがアメリカで就労するためのビザあるのかどうかも重要な要素です。
僕の知る限りBIG4では日本オフィス採用のブースよりアメリカ国内採用ブースの方が多い印象です。ですのでボスキャリを足掛かりにアメリカ国内での就職先を見つけられる可能性はあると思います。
ボスキャリについてはどのような情報が必要でしょう? 僕のツイッター(@Larkey_Larkey)をフォローいただければバックしますのでそこからDMさせていただきます。お役に立てるようであれば是非ご連絡ください!
また、フルネームをいただいていますが、この質問を僕のブログで公開してしまってもよいものかどうか迷いましたが、公開せずに返信はできないようなのでとりあえず返信した次第です。気にされているならコメント自体を一度消しますがこのままで大丈夫ですか?