B’z 楽曲レビュー#31 / 光芒 歌詞の意味を独自に解釈&解説!

楽曲レビュー B'z

こんにちはー 駆け出しブロガー、らーきいです!


今回はB’zの2007年12月にリリースされた16作目のオリジナルアルバム「ACTION」に収録されている光芒を独自に解釈し、解説します!

スタートはバラードを思わせますが、非常に切実なメッセージを伝えているロックレクイエムであることが最後まで聞いていくと分かると思います。

「光芒」とはそもそも耳慣れない言葉だと思うのですが、その意味はgoo 辞書によれば「尾を引くように見える光のすじ。ひとすじの光」だそうです。

歌詞全体を見渡すとこれ以上ないくらいぴったりのネーミングですね。

WIKIの情報をそのままいただくと:

マイナーのバラードがやりたいということで、終盤に製作された曲で、展開を沢山つないで創っていたら、どんどんスケールが大きくなっていったという。通常のサビとは別に、ラストに大サビが存在している。この部分は他の部分より後に考えて作られたもの。稲葉はこの曲について、最後のメロディーを「自分で聴いて励まされる」とコメントしている。また、歌っている時よりも聴いている時の方が、ヤケに伝わってくるという。

Wikipidiaより

プロ野球・東京ヤクルトスワローズの松本直樹捕手が、打席に立つ際の登場曲に使用している

同上

なんとスワローズの選手の登場曲としても選ばれているという、、、 しかしよく楽曲を聴けばそれも納得の歌詞だと思います。

ちなみにイントロはB’zの二人も敬愛するAerosmithの”Dream on”のオマージュのようですね。ちなみにアメリカのラッパー、Eminemの”Sing For The Moment”という曲のイントロも”Dream on”のオマージュと言われています。3曲聞き比べてみるとおもしろいかもしれません。

作詞者の稲葉さんが43歳の時に発表となったこの光芒、一体歌詞にどんなメッセージが込められているのか、早速見ていきましょう!

1番メロ

一定の経験を積んだ方なら誰でもそんな風に思うかもしれません。無限の可能性を感じていた若い頃。しかし道を進むにつれてその可能性は少しずつ狭く小さくなっていくのを感じます。

あれほど輝きを感じていた未来はだんだんとその終着点を見せ始め、当初に思い描いていた未来とはほど遠いような場所に取り残されている自分、そしてここからもう上へと上がっていくことができない、気持ちだけが空回りし続けている現実、、

みずみずしい未来が ひからびてゆ”とはなんと残酷で、そして現実を突きつけてくる表現でしょうか。胸に突き刺さるような言葉です。


1番サビ

その1番メロの心境に達した人なら感じるでしょう。夢とは何だったのか、自分はここまでなのか、認めるしかないのか、、、、どうやって心を整理したらいいのかわかりません。夢に向かって打ち込んできたほどこの状況に立つと「生きるのは苦痛」であると思うのだと思います。ひたすらに頑張るほど「叶わない」と実感するのですから。

「行き詰る感情が破裂しそう」とか「崩れ落ちそう」などの歌詞なのですが、あまりにも生々しく刺すような実感を突きつける表現なんですよね 聞いていて苦しい、、、 稲葉さんや松本さんもそんなの感じてるんですか? 完全に成功者じゃないすか?? なぜ成功出来なかったなかった人間の感情や心境がこんなに的確に表現できるんですか!? 

いや、人間は外から見ているだけじゃわかりません。社会的意味ではなくプライベートな部分でそんな打ちひしがれた思いを抱えてるのかもしれません。本人にしかわからない領域ですからね、、、

2番メロ

ひとつひとつ、悲しみ、寂しさ、恥、悔しさ、そしてそれに伴う怒りを感じる事象を例示しています。どれもネガティブな感情を喚起しますが、一体あなたにとってその現象は何なのか、よく考えてみてほしい、ということですね。

ここで伝えようとしていること、それは願いが叶わないことに対する嘆きの感情であることはどれも一緒ですが、もう取り返しがつかないことなのか、それともまだやり直しがきくことなのか、もし後者なのであればそれはまだあきらめる必要はないし悲嘆にくれる必要もない、まずそれを見極めろ、というメッセージではないかと思います。

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