4.怒りを抑える方法
前置きがかなり長くなりましたが、肝心のアンガーマネジメントの方法をここに記述します! この3つの方法、どれもすぐにでも実践できるテクニックですよ。
a. 6秒の法則: 怒りを抑える方法、何と言ってもこれです。まず、怒りを感じたらとにかく6秒、何も言わず、行動せず、時が経つのを待ちましょう。ポイントは「反応しない事」。何故かと言えば人の怒りの感情は一般的に6秒経つと相当部分が消えてと言われています。完全には怒りは消えませんが、6秒待つことである程度冷静になれるということです。とにかく、カッと来たら何も言わずに6秒待ちましょう。
b. 怒りを数値化する: カッと来たら6秒間待つ、ではその時に何をするか? それはこれです、ずばり「自分のこの今感じている怒りを計る」ということです。例えば今までのご自分の怒りの経験から今の怒りを10段階に分けましょう(別に5段階でも100段階でもいいですよ)。そして「今感じている怒りは今までの経験上、何段階だ?」と冷静に考えるのです。10段階で2くらいかな、もしそう思ったら大した事じゃありません、大声を出す必要も取り乱す価値もない感情の動きだと思いませんか? では「あ、この怒りはマックス直前の9だ」、もしそう感じたらもう叫んでもいいのかもしれません。しかし、できれば次のcを実践しましょう。
c. その場を離れる: 襲ってきた怒りの感情にどうしても抗えない、それほど強い怒りであったら? そしたらとりあえずその場を離れましょう。別室でもトイレへでも行って深呼吸をし、冷静になりましょう。怒りの対象から離れることにより感情を引き離すわけです。多くの場合、怒りによる最大の損失は「感情を思いきり見せることで、その人(もしくは周りの人)との関係を壊してしまうこと」なのです。それを防ぐべく、”その場から消えてしまう”ことが多くの場合「とりあえず最善策」となります。ある程度冷静になったら元の部屋に戻り「やあ、ごめんごめん、何の話だったかな?」と何食わぬ顔で続けてみましょう。
上記の三つの行動は記述した通りそれぞれ意味がある方法です。bについて補足すると「感情」という事象に対し正反対の事象である「論理思考」という事象をぶつけることにより感情を殺すという作用があります。この3項目をしっかりと実践することにより日常から「怒り → 関係の悪化 → さらなるストレスと怒り」という負のスパイラルを打ち消し、よりよく生活して行けるんじゃないかと思います。
最後に繰り返しになりますが「怒り」は練習次第でコントロールすることが可能です。余計な怒りを無くしよりよい人間関係を構築させ、人生を充実させましょう!
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