どんな仕事にもいいところと悪いところがあるのは皆さん納得する話かと思いますが、もちろん僕がやっている仕事である会計監査もそうです。他の同僚がどう思っているかはさておき、僕の個人的な意見を書いていますが、ここからは悪い点について書いていきます。
悪い点
1.忙しい
2.常にアップデートや能力向上が求められる
1.基本的には会計事務所(監査法人)での仕事は忙しい部類とされています。会計事務所も法律事務所、投資銀行やコンサルティングファームなどいわゆるプロフェッショナルファームと呼ばれている専門職とされる見方がありますが、こうした職種は普通は通常の一日8時間の労働では終わらず、予定の業務が終わるまで仕事をするという考え方で業務を決められています。もちろん繁忙期でなければその限りではありませんが、その業務特性上やはり仕事が多めになってしまうことが多いです。またファームによってもこの忙しさは大きく変わるものかと思いますが、会計事務所でもBig4での業務であれば1年中仕事漬け(一日12時間以上の実質労働、など)でも別にビックリはしないという感じです。みんなその業務量により失うものと得られるものを計算しながら働いているという感じでしょうか。そのプライベート時間の取りにくさから既婚者や子供もがいる人は少なくなってくるイメージです。
ただ、あくまでもアメリカでの労働感覚でお話しているので日本でのプロフェッショナルファームの業務量を比較すると案外フツーと思われる方も多いかもしれません。アメリカだと多くの人は私生活をこの上なく大事にして生きている人が多く、それが普通です。一日8時間以上働くことは家族を犠牲にしている、と考える人々は特にブルーカラー層を中心には多いと思います。
2.これもプロフェッショナルファームの特徴ですが、常に自分の業務を勉強し、向上させていかないとならないという点があげられます。これができないと昇進できない、もしくはファームによってはクビになります。会計事務所も職階が上がるにつれて業務は増えていくとはいえ、基本的には監査人であれば監査を施行する際の能力が一番の基礎となります。やればやるほど奥が深く、深淵な知識を必要とされることはどの道のプロでも一緒です。マネージャーになるころにはお客さんとの面談し、監査のプランを立て必要事項を把握し仕事を部下たちに振っていく、そしてそれをレビューする能力が求められます。かつ米国公認会計士に合格していないといけないわけでそれを最短5年でやれと言われれば日々業務と勉強にまい進する生活となっていきます。そんなわけでそうした向上精神がない方はこの業界で続けていくのは少し難しくなってしまうのです。
まあ、悪い点を書きましたが、よい点とも表裏一体となっており、沢山働くことは自分の能力が上がっていく(=他の職場でも業務が遂行可能となる)という利点があります。また業務にしっかりついていければ職階や賃金が上がるという事実もあります。
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