ニューヨーク近郊の会計士 仕事日記 17 アメリカの会計事務所の採用の現場で

アメリカで就労するためのビザについて

キャリアフォーラムの話

日本人のアメリカ就職と言えばCFN・ディスコが主催するボストンキャリアフォーラムやロサンゼルスキャリアフォーラムが有名なのではないでしょうか。ここまで記述したポイントはもちろんそうした採用機会には最大限活かしていただきたいポイントです。

ただもちろん、アメリカの会計業界にチャレンジするにあたり注意していただきたいポイントもあります。それは、

”アメリカのおける労働可能なビザを持っている、もしく取得が可能な状態であるかどうか” です。

まず、どこの会計事務所もこのポイントをみます。どんなに優秀で誠実な候補者であってもこれをクリアしていない限りは書類で落とされる可能性が高いです。具体的な例を挙げると日本の有名大学出身でしっかりと会計学を勉強し、CPA受験も可能ではあるが、アメリカのビザがない、OPT(アメリカで修学している学生に付与されるインターンなどのための短期労働ビザ)などの取得資格もない、等のケースです。

大きな会計事務所で潤沢の予算があったとすれば、いきなりH-1B(一般的な就労ビザ)の抽選に参加させてくれるようなケースもないこともないかと思いますが、アメリカの中小企業、中小会計事務所などではまず候補者としては外されると考えた方が無難です。

ボストンキャリアフォーラムでは日本からイベントのために渡米して参加されている学生さんも多く、アメリカ現地での就職機会を狙って現地の会計事務所の採用ブースを訪れる方も多いですが、少なくともOPT取得資格がない方は面接に進むのは難しいかと思います。それでも現地採用をあきらめきれない場合は隠し技になりますが、H-1B抽選の資格要件をよくお調べいただき、大手会計事務所を狙って、自身の会計学の就学経験や会計実務の就労経験でねじ込められるようであればデロイトやEYの採用ブースで手伝いをしているシニアやマネージャーくらいのお兄さん・お姉さんに「アメリカで修学していないのでOPTは取れないですが、HI-Bの受験要件は満たしている(と思う)のでチャレンジさせてください!」とお願いの上、面接志願してみましょう。何を隠そうブログ主自身もボストンキャリアフォーラムでの就職活動時はOPTの取得の可否はあやふや(調べてもいなかった)で答えられませんでしたが、入所前のH-1B抽選に参加させてもらい通過してデロイトに入所しています。H-1Bの抽選の厳しさは年々変化しますので確実な事は言えませんが可能性を信じて進みましょう!

ボストンキャリアフォーラムにはいろいろな可能性が落ちていると思います。ご自身のアメリカ就職に対する知識不足も採用ブースにいるいろいろな人から話を聞いてみることで目からウロコな経験もたくさんあるでしょう。僕らーきいも今年は採用側としてボストンキャリアフォーラムへ参加予定です。こんな話をこのブログで書いていますがこれを読む皆さんにとって少しでも役に立てればと思っています。

こちらのブログ主はアメリカの会計業会に興味のある方や、アメリカで働きたい方へボランティアで相談に乗っています! 興味のある方はコメント欄やツイッター・X(@Larkey_Larkey)からご連絡ください!

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コメント

  1. BSACC より:

    初めまして。個人的なご相談をさせていただきたいのですが、どのような手段がよろしいでしょうか?

    • lucky_blog lucky_blog より:

      こんにちは ご相談を寄せていただいてどうもありがとうございます。もしツイッター(X)をされていれば@Larkey_Larkeyからご連絡ください。gotmygrails@gmail.comにメールいただいても大丈夫ですよ!

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