ニューヨーク近郊の会計士 仕事日記 番外編 軽く小説(的長さ)! USCPA合格まで道のりと彼女への感謝 アメリカ編

USCPAの勉強法

腕試し程度の気分で挑んだキャリアフォーラムでしたが一気に翌年のプランが確定し、ある意味夢が叶ってしまいました。「アメリカで監査人」になる、という夢ですね。しかしせっかく最高の職場に就職が決まっても資格がなければ片手落ちです。というわけでそれまで以上にUSCPAの試験勉強に精を出すことにしました。モチベーションは上がりまくりです。

2014年の冬セメスターが終わり、NH州受験に必要な単位を取り終えました。お世話になったSalem State Universityともお別れです。それまでにプロアクティブの4科目分の基礎講座もすべて終えており、かつ就職まで4か月強、時間は十分なはず、と思いきや予想外の苦戦を強いられます(これだけ猶予があったのに一体ナゼなのか、、、今をもってもわかりませんが)。

この時7月にFARを受験し不合格、9月にはBECを受験しどちらも70点代で不合格となっていました。準備は万端だと思っていましたが焦りが止まりません。そんなこんなであっという間にデロイトでの監査の仕事が始まってしまいました。一度監査人としての仕事が始まるともう目まぐるしく忙しくなるわけですが、試験勉強を怠ればあっという間に覚えた試験知識は無くなっていきます(ぶっちゃけ仕事をしながらになると付けていく知識より、忘れないようにしてく知識の方が大事になってきます)。しかしそれまでBISKでの試験対策には相当に力を入れてきており、同じ問題集を何度もやっていた状況なので自分としては壁にぶち当たっている状況に他なりませんでした。どうすれば前に進めるのか、、、、75点の壁を破れるのか? とまあそんなときに目に止まったのがデロイトに提供していたBeckerという試験対策制度です。

最終兵器 Becker 

いわゆるUSCPA対策の教材ですがアメリカでは一番有名な教材であり、日本でもTACが提供しています。デロイトではBeckerを従業員に無料進呈していたのですぐさまBeckerの問題を解いて対策をはじめます。するとあら不思議! 翌年2015年の2月に受験したFARはあっさりと合格してしまいました。その後2015年の春には立て続けにBEC、REGに再度挑みどちらも惜しくも落ちましたが2014年とは違い手ごたえは感じました。休まず仕事もやりながらBeckerで対策を立て、夏に集中対策し、2015年の8月にはBEC合格、11月にはREGも獲りました。最後のAUDですがこの時にはすでに監査も一年以上の就労経験となり、試験対策もほどほどでしたが2016年の3月には一発合格、こうしてついに8年にも及ぶ僕のUSCPA戦争に勝利して終わることができました。

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