上司からの期待値は? 採用判定は?
さてそんなインターンは期間終了時に採用、不採用を言い渡されるわけですが、そもそも上司やマネージメントからの期待はどのくらいのものでしょう。はっきり言ってパートナーやディレクターレベルとなると直接彼らを見たりすることはなくどういう感じかはマネージャーから聞く感じですね。そのマネージャーもシニアからどれくらいの仕事ぶりか聞くようなレベル感とみていただければと思います。なのでインターンへの期待値とは前提として「会計やエクセルの基礎が分かっている」というのを仕事を通して実証する必要があるものの、そのほかに見られている点としては”きちんと教えたことを素直に身に着けてやってくれるか””テキパキとすぐに指示したことができるか””仕事に対するやる気や一生懸命さはあるか””誠実であるか”などかと思います。テクニカルなところよりもよっぽどその人の性格や人がら、一緒に働きたい人材かどうかを見ていく感じですね。アメリカの監査の業界で経験者でもない限りは新人が監査手法やなんらかの会計判断のスキルを最初からもっていることは全く期待していません。そんなものはテスト対策で基礎は知っていたとしても実際の現場でどのように使用するかなんて働いてみない限りは分からないものだとわかっているからです。個人的な意見になりますが僕はインターンに高い評価を出す場合は、誠実な人柄であるかどうかと、どれだけ現場で得た情報を素直に吸収していけるか、という点に重きを置いています。
どういうインターンは採用されるの?
インターンの採用判定ですが、中小ファームの観点で行くと、一言で言えば現場が「一緒に働いてもいい」と感じたら採用です。一緒に働いたシニアやマネージャーがモノいいます。パートナーをそれに最重点(もっというとビザの状況も)を置いて判断されます。本採用が決まれば基本的にはすぐにフルタイムの年俸制に切り替わり、仕事がそのまま継続していく感じですね。もっともまだ卒業していない学生がインターンをしていることも多いので、卒業のタイミングやその他の都合も考慮しつつフルタイムのスタート時期は決まっていきます。
正直Big4のこのあたりのプロセスはよくわかりません。監査チームの判断過程は特に上記で述べた中小ファームと変わらないと思いますが、アドミンが大規模である事と、巨大ファームの巨大な人事ポリシーがあると思われるのでそれほど単純ではないかと思いますし、通常結論がでるまでにもっと時間もかかるかと思います。
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